
分からない単語を即調べるのではなく、塊として集めることでIQを向上させる。
もくじ
分からない単語を即調べるのではなく、塊として集めることでIQを向上させる。
みなさんは本や新聞を読んでいる時に知らない単語や意味の分からない言葉がでてくると辞書を使って意味調べをすると思います。
知らない言葉を知ると、またひとつ賢くなったような気がして嬉しいですよね?
しかし、調べ方を間違ったり、間違った調べ方をしていると、その言葉自体をうまく使いこなせない場合があります。
今回は、正しい言葉の調べ方、並びに言葉を調べる癖を付けたところでそれが必ずしも文章力の向上にはならないということを説明しましょう。
分からなくてもすぐに調べるのはやめる
新しい言葉を知ることによって、頭の良い人たちと会話できたりするので世界が広がるものです。
しかし、調べれば何でもパソコンやスマホやタブレットPCなどで答えが分かってしまう昨今、大体のことはすぐに知ることができてしまいます。
そんな時代だからこそ、これからは知らない言葉が出てきたらすぐに調べるのはやめましょう。
塊のままで寝かせておく
「分からないことをそのままにしておいても大丈夫」ということではありません。
ここで言う「調べるのをやめる」とは、分かりやすく言えば「ワンクッション置く」ないし「塊のままで一旦寝かせておく」ということです。
分からない言葉を「分からない状態でストック」しておいて、時間の空いたときに一気に調べてしまえばいいのです。
膨大な量の言葉を覚えようとするとどうなるか
文章を書く力を身に着けるなら、ひとつひとつを単体で覚えてもあまり効果がないことの方が多いです。
もちろん、それで効果がある人はそのやり方でも十分構わないと思います。
しかし、大抵の人が0から文章力を身につけるためには「ショック療法」的なやり方ではないと一筋縄ではいきません。
そこで、全く違うテーマやジャンルの言葉を5個ずつ、15個から20個を塊で覚えようとするとどうなるでしょうか。
例えば、
- レイオフ
- ポートフォリオ
- パートナーシップ
- インキュベーター機能
- ラッファー曲線
- 煩瑣
- シンクタンク
- プラシーボ効果
- リノベーション
- 収縮包装
- 輪換放牧
- 限界収穫逓減の法則
- アンカリング
- ダンピング
- ヲタ芸
これは、意味の分からないままストックしておいたある日の私のメモですが、ジャンルの違う言葉が互い違いに並んでいます。
これを、全部を全部覚えようとするとさすがに無理があります。
最初のうちは脳が軽いパニックを起こしているかのように激しく困惑し、どの言葉も全く理解できないと思います。
しかし、10、20、30、50……100と言葉を知っていくにつれて次第に脳が能動的になり始め、今度は「読む」「覚える」から「書く」「話す」などのアウトプット主体のアクションに移行し始めます。
これは、知能指数(IQ)が向上していることの兆候でもあります。
まとめ
言葉を知ることが文章力を高めるのではなく、脳が能動的になることで初めて文章力が向上します。
ローマは一日にしてならず。
言葉はあまり知らないけれど、それでも文章力を身につけたいときは、知らない言葉が出てきても焦ってその場その場で調べようとすることはせず、まずは「言葉を集める」ことから始めてみましょう。


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